Title: 日本人のジレンマ
Name: medico
Date: 2002/5/21(Tue) 20:19
CommentID: 4144
Message: こんにちは、644588895さん。 以前にもどこかでレスさせてもらったような気がするのですが、どこだったか…。インパクトのあるお名前なので覚えてます(笑)
> フランスに長くお住まいだったようで、個人主義の考え方が定着なさっているのでしょう。でも、ここに訪れる方の多くは日本にお住まいです。そう簡単には皆が皆フランス式にはなれません。
実は私、フランス式の個人主義社会を居心地良いと感じるほうです。 あまりに個人主義すぎて、マイペースな店員と客のやり取りでスーパーのレジが長蛇の列だったり、例外的に急ぎの仕事を頼みたくても絶対に残業はしないとか、日本人の「常識」からすると「個人主義の弊害」としか見られないような部分についても、その社会で生活している限りは気になりません。 ただ、やはり、そのような社会の仕組みが出来たのにはそれなりの背景があってのことだと思うし、それは日本の慣習にしても同じことだと思うのです。
今の時代は、グローバル化が進み(批判もありますが)、欧米式の個人主義にもとづく民主主義が「先進国」のスタンダードのようになっています。その根本的な是非はともかく、時代の流れ(日本の若い世代の感覚の変化も含め)としては、日本の社会も、もう少し合理的・個人主義的な意識を持つべきだと思っています。昔ながらの慣習が追いついていないとはいえ、国の体制は欧米式の仕組みを採用してしまっているし、「国際化」は避けられないわけですから…。
そういう点で、「個人の自由」に対して日本人が抱えるジレンマは小さくなく、どういう形で進むのが最善なのかはわかりませんが、少なくとも日本が欧米と全く同じような社会形態になるのは不可能だと私は思っていますので、日本が日本なりのやり方でもう少し「集団優先」「横並び」に懐疑的になればいいなと思うことしか出来ません。 644588895さんが仰るように、制服のない銀行に象徴されるような「規律の無さ」に、どうしても違和感を感じてしまう人たちが日本に多くいることも事実だと思いますし。
でも! 会社組織が、それに甘んじるというかそのような日本社会の実状にあぐらをかいて(それを是として)村社会を形成するのは全く別問題だと思います。 個人の生き方が多様化している時代なのだから、企業としてはそれを前提とした上で「仲良しごっこもある程度、容認する」くらいのスタンスでいてほしいと思いますし、そうでなければbranche81さんではないですが、その企業の未来は開けないように思います。
|