Title: 一言で言えば
Name: Kolopakin
Date: 2005/2/2(Wed) 01:17
CommentID: 24012
Message: (1)性犯罪歴保持者の登録システムを構築することと、(2)その情報を一般市民に公開することの必要性を承認する二大柱で出来ている法律です。
たしか現在では50州すべてがこの法律を州法に採択しているはず。性犯罪の中でもどのような加害者が登録や公開の対象になるのか、どのような情報が公開されるか、などはもちろん州によってかなり違います。
一般にはSexual Predators (未成年者への性犯罪や性犯罪を繰り返した加害者)の扱いはSexual Offenders(その他一般の性犯罪加害者)への扱いより特別厳しい場合が多いようです。例えばSexual Predatorは学校から半径何マイル以内に居住したり立ち入る事は出来ない、など。
多くの州では現在インターネットでの情報公開を提供していて、住所や郵便番号を入れるとその地区内に住む性犯罪前歴者のリストが住所や写真と共に閲覧できるようになっています。
ただ落とし穴は一般市民側も必ずしも妥当で合法な範囲で対応するわけではないということ。性犯罪前歴者に対してモブリンチもどきの事件が起こったり、地域住民によって家が焼かれたり破壊されたりする事件も多いようです。犯罪歴の公開が新たな犯罪を生んでるわけですよね。まあ、こういう場合もちろん多くの加害者は自分の行為が犯罪だとは自覚してないみたいなんですけど。
米国も含めて多くの社会では「一度犯罪を犯した人間でも更生が可能」という信念の元に司法システムが成り立っているわけですよね。更生が可能でないと判断された場合にだけ無期懲役か死刑が適用されるわけで。
前科者は雇用などに難儀することはあっても、自分から言わない限り近所など一般市民に知られる可能性は低い。だからある程度クリーンなやり直しが可能だし、法的な刑罰が終わればそこで罪の清算は一応終わりといえると思います。性犯罪者の情報一般公開は法的な刑罰が終わった後も非公式な社会的刑罰に長いことさらされることになるわけですから、そういう意味では既存の枠を越えて生み出されたコンセプトではあると思います。
日本もそういった方向に踏み出すかどうかは慎重に検討する必要があると思いますけど、上でも言ったように出所後の前科者の中から「性犯罪者」と抜粋するのであれば、まずはその犯罪および犯罪者の性質などをよく認識してしかるべきプログラム(カウンセリングや治療など)を確立するべきだと思います。
その他犯罪者と同じ扱いで刑務所に入れたまま出所後は特別に監視システムを・・といっても片手落ちじゃないかな。
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