Title: 親の責任と社会の義務
Name: Kolopakin
Date: 2005/2/4(Fri) 01:38
CommentID: 24048
Message: 顔見知りによる猥褻行為(特にある期間続行しているもの)や虐待から子供を守るのもこれからの課題ですよね。数とすれば突発的に起こる誘拐事件などよりもそういった日常生活で行われている犯罪の方が多いのではないかしら。まだまだそれに対する制度とか法律とか未熟だと思うので。
親や親族、知り合いによる子供への猥褻行為が驚くほど急増している米国では(というか全くの見知らぬ他人よりも顔見知りによる犯行の方が多いらしいですよ)確かに日本よりも法律やシステムはかなり確固として整備されてますね。通報システムや取調べシステム&プロセス、教育や医療現場での訓練なども含めて。
疑いがあるとされた場合は家庭内に介入する政府の権限は非常に強いです。この辺も国が親や個人の権利よりも公共福祉の安全を優先という方向を基本として打ち出している分野ですね。もちろん被害者が実の子であれ性犯罪として有罪になったらSexual Predatorとして登録されることと思いますし、子供は永久に取り上げられると思います。
日本では確かまだ親の同意とか権限の方が強く、政府が介入できる窓口が非常に小さいと聞いたことがあります。数年前に虐待されていた子供が学校の先生によって届けられていたにも関わらず親にブロックされて市(県?国?)の職員は家に上がれなかったという事件で、政府の権限と各家庭のプライバシーのバランスの見直しがこれからの改善・検討点として挙げられていました。
ところで先週出張先で5ヶ月前に赤ちゃんを産んだ人が息子の写真を見せて周っていたんですけど、お風呂の素っ裸の写真を見ていたときに誰かが「もう少し大きくなったら気をつけたほうがいいよ」って言うんです。何でも彼女の友人には5歳と7歳になる子供が二人いて7歳の娘がその辺に置きっぱなしになっていたカメラで5歳の弟の写真を撮ったらしいのですが、たまたま風呂上りだった弟の写真の中には全身前向きヌードというのがあったらしく、全く知らない親が現像に出したところカメラ屋から福祉サービスに通報され(チャイルドポルノグラフィーの疑い)数週間取調べを受けたらしいです。その間もちろん子供たちは家から出されて預けられてて。
あとは結構前ですけど、米国である成人日本人男性が「自分はロリコンだから若い子が好き(中高校生くらいを示唆したらしい)。大学生の頃は中学生ばかり付き合っていた」と職場で言ったところ複数の従業員に通報されて自分の子供を数ヶ月間取り上げられたという事件を聞いたことがあります。
近所やコミュニティで助け合う・・・というコンセプトとはまた方向が違いますけど、こうやって政府に家庭に踏み込む強い権限を与えるのは子供の安全と福祉は親を越えて社会にも責任と義務があるという価値観に基づいている制度ですよね。これからは日本も親と社会(政府)の義務の間の線がだんだんと変わってくるのでしょうか。
|