Title: ジェンダー=社会的性差・男女別行動基準
Name: marille
Date: 2005/4/21(Thu) 17:50
CommentID: 24951
Message: tos_yさん、こんにちは。
> ちょっと頭が混乱してきたのでどなたか教えて頂きたいのですが、「ジェンダー』という言葉は単に生物学的な「性別」または「性差」を指すのではないのですか? > それとももっと違う意味合いを日本語では持つのでしょうか?
私が大学で学んだ範囲では、少なくとも日本の社会学では、社会的性差、たとえば「男は仕事、女は家庭」などの性に基づく−そしてしばしば強制されてきた−行動基準を指す用語として用いられています。したがって、「男性のほうが一般的に体力がある」とか、「女性しか妊娠出産はできない」などの生物学的性差とは全く異なる概念です。社会的な性差と生物的な性差を区別することは、性に基づく伝統的・社会的行動基準の不合理性を明らかにするための前提でした(例「女は家庭で子育て」という行動基準は、技術の進んだ現代において、女性の生物学的特徴から論理必然的に演繹されるものかどうか?)。
方向性としては、合理性のない男女別行動基準の押付けはやめて、その人個人として能力を評価し、人格と生き方を尊重しよう、という議論なので、 > 私は最近知った「ジェンダーフリー」というのは多分、男女平等というよりも、人はみな男であり女である前にまず同じ人間である、という観念を指す造語なのだろうと解釈していたのですが、
というtos_yさんのご理解は的を射たものだと思います(偉そうな表現ですみません)。私の中では、男女平等は、「性別のみを理由として一方の性に属する者のみ優遇するのではなく、その人個人として評価する」という意味で、ジェンダーフリーと不可分の関係にある概念ですが、何か違いがあるのでしょうか。
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