Title: 言葉は移ろう
Name: r-kato
Date: 2005/6/23(Thu) 02:06
CommentID: 25751
Message: いい例が「独壇場(どくだんじょう)」という言葉。 本来は「独擅場(どくせんじょう)」だったのが、読み違えから 昨今は「独壇場」という表記や読みが当たり前となり、 それを間違いだと強く指弾したり、あえて独擅場という表記や読みに 固執することはむしろ少なくなってきていると思います。 日本語は、外国語を縦横無尽に取り入れたりして日本語化してしまう 柔軟性のあるスゴイ言語だと思います。 (まあ、いささか無節操なところもあるし、たとえば、“セクハラ”に 始まって、“アカハラ”“パワハラ”といった、とどまるところを 知らない“美しくない日本語化”には辟易とするところもありますが)
もう一つ、たとえば、“全然”で始まる文章は否定型で終わるのがセオリーですが、 今日的には肯定型で終わる(全然大丈夫…とか)使われ方も広がりを みせており、いずれは追認される形で、そのような使い方もあり ということになるのでしょう。
同じ言葉でも時代によって意味が違ってくることもあります。 “彼氏”なんか、その典型。 セオリーにガチガチになるよりも、自分の考えや思いを的確に 伝える手段としての“現代日本語表現”を、奔放に楽しんでいいのでは ないでしょうか。 ただし、それでも、“許されるべきでない誤用”というのはあると思います。 言葉の意味を正しく理解しないまま用いることで、相手方に失礼が あったり、自らの教養や品性を疑われることもあるでしょう。 そういうものについては、その都度、“気づき”の機会を 得られるようにしていけたらいいのではないかと思います。
余談ながら、僕も以前はかなりのチェックマンで、 「意外」と書くべきところを「以外」と書いてあったり、 「的を射る」を「的を得る」と書いているのを見かけると、 いちいち指摘していたりしたものでしたが、 まあ多少の誤用はあっても全体の文意が理解できれば さほど目くじらたてることもないかなと、思っている今日このごろです。
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