Title: 「そんなの生活に必要ない」
Name: Garnet
Date: 2003/1/10(Fri) 00:56
CommentID: 13031
Message: 小学校のころの担任が、 「国語はラーメンの作り方が読めればいい。算数はお釣りをごまかされなければそれでいい。今勉強した事なんて大人になったらなんの役にも立たない」ということを平気で言う人でした。 幸か不幸か私は勉強が好きだったため、ずいぶん肩身の狭い思いをしたっけ。だからクラスには、それをうのみにして勉強を馬鹿にする子もいました。ひどい話。
分数の概念を理解できないというのも、たぶんその同じ線の上にあるのだと思います。お釣りの計算に分数は必要ないしね。リンゴやミカンを分けるのだって、適当に切っちゃえばみんな人がわけあってくれるし。
そういう意味では算数は実学ではないだろうけど、もちろんそういう問題じゃない。算数というのは、ものごとをシンプルにわかりやすくする操作。エクセルの計算式を書くときとか。このデータの平均を出したい、と思ったら、値の合計をサンプル数で割る(たとえば)。これをコンピュータに理解できるように、算数で教わった分数の形で書く。分数の概念を理解してない人には、このデータ操作ができないわけですよね。
最近は実学ばかりが重く見られているようで「さもしい」なあと思います。お金になることばっかりやろうとしてる。就職したら電卓使うから いいとか、分数なんてふだん使わないとか、それより生きる力をなんて、なにがなんだかわからないうちに職業体験だけさせたり。 でもこういう基礎概念がわかっていないと、応用が利かない。実はこういう「生活に直接必要なさそうな」基礎教養にもっと力を入れるべきだと思います。
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