Title: 目的に応じて
Name: cuppa
Date: 2005/2/16(Wed) 03:03
CommentID: 4662
Message: こんにちは。 台湾人と結婚して台湾に暮らしている者です。
私は、6年ほど前、日本で中国語(簡体字)を勉強してから、こちら台湾へ来ました。来てみると繁体字は筆画が多くて難しくて泣きそうだし、発音やボギャブラリーも違うし、 English English と American English のような違いに、唖然としました。でもこのふたつの字の違いは、政治と関係しているだけではなく、実際にどちらも地域によって大事に使われている字ですので、どっちを学ぶのが正しい、とは簡単には言い切れません。
台湾や香港の若者は、簡体字を勝手に混ぜつつ、あんなに難しい繁体字をいとも簡単に書きますし、台湾/香港のポップカルチャーのせいで、逆に中国でも、繁体字も流行ってきました。また、人民政府が作り出した中国の簡体字にも何段階かあり、共産主義が熱かった一時期はものすごくラディカルに、意味を遠く離れるほど簡単にしてしまっていたものが、今は少し繁体字寄りに戻った字も使っているようですー 個人的にはそのほうが賛成です。漢字ってやはり歴史があって、字源が絵のように視覚化されている美しいものですから。
私自身は、6年経った今、どちらを勉強すればよかったかと思っているかというと、ちょっと簡体字をかじってて良かった!と思います。たまに簡体字の本を読むことが出来るからです。これは、中国語を使う人にとって、これからのビジネスに必至な選択だと思います。
でも、一方で、上にも書いたように、繁体字の美しさには、簡体字はどうやってもかなわない、と思います。私の祖父の世代が旧字を使っていたからか、見たことがある字が多いです。というわけで、日本人にはわりととっかかりやすい字体なんじゃないかと思います。逆に言えば、特に勉強しなくても読める字とも言えますが、長いこと簡体字だけを読んでいると、繁体字を読むのに苦労する場合もあります。ですので、時々対応する字を両方確かめておくのは良いことかと思います。香港も、台湾もまだまだ繁体字を捨てることにはならないでしょうから。
ちなみに私は台湾に居ながら香港系の会社で働いているので、英語と中国語の繁体字しか使いません。(こういう者もいるという、ご参考まで!少数かもしれませんが。) ですので、これはもう、目的に応じて、というしかありません。
何はともあれ、中国語は知れば知るほど、日本語の源流を知ることにもなり、楽しいですよ!私も日々、感心しつつ学んでいます。 祝ニン的学習順利!
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